ホットペッパーを見て思うこと、とこの記事を書いてから3年たったら、さらに価格破壊は進み・・・
まつ毛エクステはお客様の地まつ毛へ人工のエクステ用まつ毛を直接グルーで付けていく美容技術です。それは大切なお客様の眼に大変近い部分での施術ということになります。
お客様のご希望としては、ぱっちりとした大きな目に見せたい、人より長くてボリュームのあるまつ毛になりたい、素顔でも綺麗にみせたい・・・など美しさの追求でしょう。
でもそれは目元の皮膚・眼球・もともと生えている地まつ毛など生体の安全性が保証されていなくては本末転倒です。
今日、久しぶりにポットペッパーを見ましたが、相変わらずの価格破壊に落胆いたしました。
まつ毛エクステの低レベルな技術がお客様の目に負担をかけ、メディアや社会で強烈な批判をあびてからまだ何年も経てはおりません。幸い誰でもが簡単に施術してはいけないという規制はできました。
しかしながらもだからといって国家資格にまつ毛エクステの技術試験は未だありません。今あるのは技術レベルの基準の低い日本まつげエクステ協会や日本アイリスト協会の試験のみです。
お店が増え続ける限り、値段を下げて安さでお客様にアビールするやり方しかないお店は値段を下げた分、利益をあげるためにはいったい何を削るのでしょう?
アイリストの時給でしょうか?施術時間でしょうか?使うグルーやエクステ毛の品質でしょうか?
本物のまつ毛エクステは、大変緻密な妥協の許されない作業を長時間繰り返し、忍耐と集中力から生まれるといっても過言ではありません。
ですからその仕上がりはまばゆいほど美しくその人その人の魅力を引き出し、長くご愛用いただいても安全で安心なのです。
そしてそれは100本7000円などと安価な価格で提供できるものではありません。
まつ毛エクステの高品質低価格は私の最大の理想ですが、経営の観点から技術の妥協を許さない当店のクオリティとお客様の思いを考えると、価格競争の集客のためだけに、まつ毛エクステの値段を下げることなどとてもできないと思うのです。
と書いてから3年が経ち、今や100本で4000円代・・・価格を下げないとお客様が来ないというはわかりますが、これだからこの世界はどーしょもない・・・少し前の脱毛サロンの行く末と同じですね。価格を下げてお客様の取りっこをする、価格が下がれば一見安くてよさそうですが、かといって広告宣伝費は安くなっていない訳で、どこにしわ寄せがいっているのでしょう。
お客様の目元やまつ毛に負担がかかっていなけば良いのですが・・・
本当に丁寧にアイリストは100本の施術をしたらかなり疲れますが、お給料と見合う仕事となっているのでしょうか。。だから、まつ毛美容液を売らなくてはお店がやっていけないのですね・・・そう教えているまつ毛エクステのスクールがあるようです。